2011-01-01から1年間の記事一覧
どこにでもいそうな女子高生アザミの青春。 勉強はあまりできないけど、音楽があれば何となく満足な毎日。試験で欠点をとったり、バンドが解散したり、友達のために男子と喧嘩したり、恋かどうかわからないような思いを抱いたり。ちょっとしたイベントはある…
若者は何者かになりたがる、そしてそうなれると信じている。 自分は特別な人間なのだと!しかし、そのような思いを持ち続けて生きていける人は少ない。どこかで知ってしまう。自分の凡庸さを。それをひとは挫折と呼ぶ。 そして、年をとって振り返る。あのと…
世界はありふれた奇跡で溢れている。母と父の別居をきっかけに離れ離れになった兄弟の物語。鹿児島の母と兄、福岡の父と弟。二人は遠く離れながらも、新生活に少しずつなじみ、新しい友達もできる。弟は父譲りの楽観主義でそれなりに新しい環境を楽しむが、…
最近引っ越した先には、邦画の品揃えのよいツタヤが近所にあって重宝している。とくに、園子温のDVDが揃っているのがうれしい。さっそく、以前から見たかった「気球クラブ、その後」を鑑賞。若い男女の恋愛が気球クラブを舞台に描かれている。男は女を愛…
調子が悪いときは映画を見て気を紛らわす。 でも、ハズレに当たることもあり、そんな時はつらさが倍増する。最近では「ウォールストリート」が強引なハッピーエンドでひどくへこんだ。一方で、DVDでは当たりつづき。自分で選んでいるから当然っちゃあ当然…
神戸では今日から公開の「冷たい熱帯魚」をさっそく見に行った。園さんらしく予想を裏切らぬブラックユーモアと重層的なメッセージ。これだけメッセージを明確に込めてださくならないところが凄いの一言。社本は家庭に問題を抱えながらも妻と娘と平穏に暮ら…
安藤モモ子監督の「カケラ」をDVDで鑑賞。満島ひかりが相変わらずすてきな演技をしていた。この人は捨て鉢な女を演じさせたら最高である。大学生のハルは男に浮気をされても別れられず、だらしなく付き合っており、満たされぬ思いを抱えながら生活を送っ…
寒波に負けずに、石井裕也「川の底からこんにちは」を見に行ってきた。この映画はとうの昔に上映が終わったと思っていたが、場末の映画館で上映していることを発見。さっそく足を運んだというわけである。 「しょうがない」が口癖の20代の女性が、しょうがな…